ペットフード・ペット用品の口コミサイト

犬のマイクロチップは義務?|迎えたら30日以内の変更登録と費用、どこに入っているか

暮らし・お世話
公開
SHARE X Facebook LINE
犬のマイクロチップは義務?|迎えたら30日以内の変更登録と費用、どこに入っているか

ペットショップやブリーダーから迎えた犬には、原則としてマイクロチップが入っています。飼い主は迎えた日から30日以内に「変更登録」をしましょう。手数料はオンラインで400円で、住んでいる市区町村によっては犬の登録(鑑札)も同時に済みます。

マイクロチップは、犬の肩の後ろの皮下に入っている小さな電子標識です。読み取った番号から、登録された飼い主が分かります。迷子になったときに連絡が届くのは、登録が今の飼い主・今の連絡先になっているときだけです。

ペットショップから迎えた人だけでなく、知人や保護団体から迎えた人、マイクロチップが入っていない犬と暮らす人も、自分がすることが分かるよう、立場ごとの表にしました。猫と違い、犬には狂犬病予防法の登録との関係もあるので、あわせて確かめてください。

執筆:ペトログ編集部

目次
  1. 犬のマイクロチップとは|どこに入っていて、何がわかるか
  2. 犬のマイクロチップの義務は誰にある?|立場ごとの手続き
  3. 犬のマイクロチップの変更登録のやり方|迎えたら30日以内に
  4. 犬だけの決まり|マイクロチップが鑑札の代わりになる市区町村がある
  5. 犬のマイクロチップの費用|手数料と装着費用、自治体の補助
  6. 犬のマイクロチップの番号と登録を確かめる方法
  7. よくある質問
  8. さいごに

犬のマイクロチップとは|どこに入っていて、何がわかるか

マイクロチップは、外側を生体適合ガラスなどで覆った円筒形の電子標識で、環境省の登録サイトでは直径1.2mm、長さ8mm程度と説明しています。大きさは製品によって少しずつ違うのが実情です。中には世界で1つだけの15桁の番号が記録されていて、専用のリーダー(読取器)で読み取ります。

知りたいこと答え
どこに入っている?肩の後ろの皮下です。獣医師向けのガイドラインでは、背中の肩甲骨のあいだの、やや尾側・やや左寄りに入れるとしています。入れたあと、肘や脇腹のほうへ皮下を動くこともあります
誰が入れる?動物病院などで、獣医師か、獣医師の指示を受けた愛玩動物看護師が入れます
いつから入れられる?品種や健康状態にもよりますが、犬は生後2週齢頃から入れられるとされています
何がわかる?読み取った番号から、環境省のデータベースに登録された飼い主の情報が分かります。登録情報を見られるのは自治体と警察に限られます
GPSのように居場所がわかる?わかりません。マイクロチップは自分から電波を出さず、リーダーの電波に反応して番号を返すだけです

迷子になった犬が動物愛護センターや保健所に保護されると、読み取った番号をもとに、自治体の職員などから飼い主に電話が来る仕組みです。首輪や迷子札は外れることがあるので、マイクロチップと一緒に使いましょう。

出典:犬と猫のマイクロチップ情報登録(環境省)「マイクロチップ情報登録制度」、日本獣医師会「マイクロチップ情報登録制度とは?」、環境省・日本獣医師会「マイクロチップの装着・読取りガイドライン」、環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録に関するQ&A」(Q3、Q10、Q17)

犬のマイクロチップの義務は誰にある?|立場ごとの手続き

2022年6月1日から、ペットショップやブリーダーなどの販売業者は、販売する犬にマイクロチップを入れて登録することが義務になりました。飼い主がすることは、犬をどこから迎えたかと、マイクロチップが入っているかで決まります。

立場すること期限
ペットショップ・ブリーダーから迎えた登録証明書を受け取り、飼い主の情報を自分に変える「変更登録」をする(義務)迎えた日から30日以内
知人や保護団体から、登録済みの犬を迎えた登録証明書を受け取り、変更登録をする(義務)迎えた日から30日以内
マイクロチップが入っていない犬を飼っている入れるかどうかは飼い主が決める(入れるよう努める「努力義務」)なし
飼っている犬にマイクロチップを入れた環境省のデータベースに登録する(義務)入れた日から30日以内
引っ越した・電話番号が変わった登録事項の変更を届け出る(義務、手数料なし)変わった日から30日以内
犬が亡くなった死亡の届け出をする(義務、手数料なし)遅滞なく

登録済みの犬を人に譲るときは、登録証明書も一緒に渡す決まりです。登録済みの犬を迎えてから30日を過ぎてしまったときは「法律に違反している状態となりますので、直ちに手続をしてください」と、環境省の登録サイトは案内しています。

出典:e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」(第39条の2、第39条の5、第39条の6、第39条の8)、環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録について」、犬と猫のマイクロチップ情報登録「よくある質問」

犬のマイクロチップの変更登録のやり方|迎えたら30日以内に

犬のマイクロチップの変更登録のやり方|迎えたら30日以内に

変更登録は、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」のサイトから、オンラインでできます。

  • 用意するもの:前の飼い主(ペットショップなど)から渡される登録証明書です。マイクロチップの番号と、手続きに使う暗証記号が書かれています。
  • 申し込む:サイトの「所有者の変更登録」から、新しい飼い主の情報を入れます。
  • 支払う:手数料は400円で、クレジットカードかバーコード決済で払います。
  • 紙で申し込む場合:払込票とセットの専用の申請書をコールセンターに頼み、郵送します。手数料は1,400円と払込手数料です。

登録証明書がないときは、保護団体から迎えた犬なら、まず団体に相談しましょう。それが難しければ、動物病院などで番号を確かめてから、指定登録機関(日本獣医師会)に問い合わせます。

引っ越しや電話番号の変更は、同じサイトの「登録事項の変更」から届け出られ、手数料はかかりません。迷子のときに電話が来るのは、登録した番号です。番号を変えたら、その日のうちに直しておきましょう。

出典:犬と猫のマイクロチップ情報登録「マイクロチップ情報登録制度」、「よくある質問」、環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録について」

犬だけの決まり|マイクロチップが鑑札の代わりになる市区町村がある

犬の飼い主は、狂犬病予防法で、迎えた日(生後90日以内で迎えた場合は、生後90日を過ぎた日)から30日以内に、市区町村で犬の登録をして鑑札を受け取ることになっています。すでに市区町村で登録されている犬を譲り受けたときは、飼い主が変わったことを30日以内に届け出る決まりです。これとは別に、「狂犬病予防法の特例」に参加している市区町村では、マイクロチップの登録が犬の登録を兼ねる仕組みです。

住んでいる市区町村犬の登録(鑑札)注射済票
特例に参加している迎えた日(生後90日以内なら生後90日を過ぎた日)から30日以内にマイクロチップの登録・変更登録をすれば、市区町村で犬の登録をしたことになり、マイクロチップが鑑札の代わりになる。市区町村で鑑札を受け取ることはないこれまでどおり市区町村などで受け取る
特例に参加していないマイクロチップの登録とは別に、迎えた日(生後90日以内なら生後90日を過ぎた日)から30日以内に市区町村で犬の登録をして、鑑札を受け取る市区町村などで受け取る

特例に参加している市区町村は、2026年8月時点で332です(環境省の登録サイトの一覧)。迎える前に、住んでいる市区町村が一覧にあるかを確かめておきましょう。特例が使えるのは、この期間内に登録や変更登録をした場合です(動物愛護管理法 第39条の7第1項)。マイクロチップを入れただけで登録していなければ、鑑札の代わりにはなりません。

すでに鑑札を受け取っている犬で、マイクロチップが鑑札の代わりになったときは、それまでの鑑札を市区町村に返します。狂犬病予防法の登録手数料は、マイクロチップの手数料とは別にかかる場合があるので、市区町村に問い合わせてください。

出典:厚生労働省「マイクロチップの装着等の義務化に係る狂犬病予防法の特例に関する対応について」、犬と猫のマイクロチップ情報登録「狂犬病予防法の特例制度に参加する市区町村一覧(令和8年8月現在)」、e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」(第39条の7)、e-Gov法令検索「狂犬病予防法」(第4条)

犬のマイクロチップの費用|手数料と装着費用、自治体の補助

登録の手数料は国の決まりで全国同じです。入れるときの装着費用は動物病院ごとに違い、日本獣医師会は「料金は各動物病院にお問い合わせください」としています。

手続きオンライン紙
登録・変更登録400円1,400円+払込手数料(コンビニ払いは1,600円)
登録証明書の再交付300円1,300円+払込手数料
登録事項の変更(引っ越し・電話番号など)無料無料
死亡などの届け出無料無料

※2026年10月29日時点の環境省の登録サイトによります。

装着費用を補助している自治体の例は、次のとおりです。条件は自治体ごとに違い、多くは犬の登録や狂犬病予防注射を済ませていることを条件にしています。

自治体補助の内容主な条件
名古屋市1,000円(令和8年度)市内在住で、犬は狂犬病予防法の登録が済んでいること。保健センターで補助券を受け取り、指定獣医師で装着する
京都市京都市獣医師会の協力で無料で装着(登録手数料は別)市内で飼っていて、その年度の狂犬病予防注射済票を受け取っていること。年間の頭数に限りあり
つくば市1頭につき上限2,000円市で犬の登録があり、申請日の1年以内に狂犬病予防注射を受けていること。1世帯年2回まで、予算がなくなり次第終了
鎌倉市装着費用の30%(上限1,500円)市に登録されている犬で、令和8年4月1日以降に装着したもの。装着の翌日から60日以内に申請

※2026年10月29日時点の各自治体の公式ページによります。補助を受けたいときは、装着する前に住んでいる市区町村のページを確かめましょう。

出典:犬と猫のマイクロチップ情報登録「マイクロチップ情報登録制度」(登録手数料の料金表)、e-Gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律施行令」(第5条)、日本獣医師会「マイクロチップ情報登録制度とは?」、表の各自治体の公式ページ

犬のマイクロチップの番号と登録を確かめる方法

  • 登録されているか:2026年5月7日から、登録サイトのホーム画面に15桁の番号を入れると、登録されているかどうかが分かるようになりました。
  • 番号が分からない:登録証明書や、入れたときに獣医師が出す装着証明書に書かれています。どちらもないときは、動物病院で読み取ってもらい、番号を書いた「マイクロチップ識別番号証明書」を出してもらいます。
  • 読み取れない:リーダーで正しく読めていないか、マイクロチップが動いている可能性があります。広い範囲を探したり、レントゲン検査をしたりできるか、動物病院に相談しましょう。

読み取りは専用のリーダーで行う、と環境省や日本獣医師会は説明しています。

出典:犬と猫のマイクロチップ情報登録(お知らせ 2026年5月7日)、「よくある質問」、環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録に関するQ&A」(Q2、Q8)

よくある質問

Q. 犬のマイクロチップの義務化はいつからですか?

A. 2022年6月1日に始まりました。義務になったのは、販売業者による装着と登録、登録済みの犬を迎えた人の変更登録、自分でマイクロチップを入れた人の登録です。販売業者以外の飼い主が、マイクロチップの入っていない犬に入れるかどうかは努力義務とされています。2022年6月1日より前に民間の団体に登録した犬は、販売業者以外の飼い主が今飼っている犬なら、環境省のデータベースに登録し直す義務はありません。

Q. 犬にマイクロチップは必要ですか?

A. マイクロチップが入っていない犬に入れるかどうかは、法律では努力義務とされています。入れて登録しておくと、迷子になって保護されたときに、番号をもとに飼い主へ連絡できるのが利点です。環境省の登録サイトは、世界小動物獣医師会がマイクロチップの利益は健康上のリスクをはるかに上回ると結論づけていることを紹介しています。

Q. 犬が亡くなったら、マイクロチップはどうすればいいですか?

A. 登録サイトから、遅滞なく死亡の届け出をします。手数料はかかりません。市区町村への死亡届も別に要るかは、住んでいる市区町村が特例に参加しているかで変わります。

Q. 引っ越したら、何をすればいいですか?

A. 引っ越した日から30日以内に、登録サイトで住所などの変更を届け出ます(手数料なし)。引っ越し先の市区町村が特例に参加していれば、狂犬病予防法の届け出もこれで済む仕組みです。参加していなければ、引っ越し先の市区町村にも30日以内に届け出ましょう。

さいごに

ペットショップやブリーダーから犬を迎えたら、登録証明書を受け取り、30日以内に変更登録をしましょう。住んでいる市区町村が特例に参加していれば、犬の登録もこれで完了です。

マイクロチップは、登録情報が今の飼い主・今の連絡先になっていて初めて、迷子の犬を家に帰す手がかりになります。狂犬病の予防注射と犬の登録、猫のマイクロチップは、次の記事にまとめました。

あわせて読みたい

犬の狂犬病ワクチンと登録|費用・時期と、2027年3月からの変更 犬を飼ったら、市区町村への登録(一生に1回)、毎年1回の狂犬病ワクチン(法律では「予防注射」)、鑑札と注射済票を犬に着けておくことの3つが、法律で決められた飼い主の基本の義務... ペトログNEWS 猫のマイクロチップ|義務なのは誰?登録・変更の手続きと費用 猫のマイクロチップは、2022年6月1日から、ペットショップやブリーダーなどの販売業者に装着と登録が義務化されました。登録済みの猫を迎えた飼い主がやることは、30日以内の「所... ペトログNEWS 犬・猫が亡くなったら|死亡届は30日以内、マイクロチップの届け出と遺体の引き取り 犬が亡くなったら、30日以内に市区町村へ死亡届を出すのが法律の決まりです。マイクロチップを環境省に登録した犬・猫は環境省へ届け出ます(犬は市区町村によって、これで死亡届も済み... ペトログNEWS 迷子の犬・猫はどこに届けたらいい?|飼い主は保健所と警察の両方へ、迷い犬・迷い猫を見つけたら 犬や猫がいなくなったら、すぐに、いなくなった地域の保健所・動物愛護センターと、警察(交番・警察署)の両方に連絡しましょう。見つけた人がどちらに届けるかは分からず、自治体の収容... ペトログNEWS

出典

開催中のプレゼントキャンペーン›

プレゼントの応募は無料の会員登録でできます。会員登録はこちら›

計30名様
お口も足裏も!「PESHMAL」ケアスプレープレゼント

ペシュマル

お口も足裏も!「PESHMAL」ケアスプレープレゼント

\犬対象・30名様/天然由来成分のシンプル処方!お口から身の回りまで、これ1本で清潔ケア★

応募締切日
11月30日
応募する
計30名様
獣医師監修の小型犬用サプリ「パインフォース」プレゼント

パインフォース

獣医師監修の小型犬用サプリ「パインフォース」プレゼント

\犬対象・30名様/獣医師監修!ごはんにかける小型犬用関節ケアサプリ

応募締切日
12月7日
応募する
ホーム トーク
プレゼント マイページ

ペット用品・ペットフード


ブランドから探す 犬カテゴリから探す 猫カテゴリから探す
ペトログストア

ペトログトーク


ペトログトークトップ 犬 猫 迷子情報 譲渡会情報 イベント情報

プレゼントキャンペーン


犬対象のプレゼントキャンペーン 猫対象のプレゼントキャンペーン 過去のプレゼントキャンペーン

ペトログNEWS


国内ニュース 海外ニュース 選び方ガイド 保護・福祉 制度・法律 はじめてのお迎え 暮らし・お世話

ペトログガイド


ヘルプ・よくある質問 運営からのお知らせ お問い合わせ Pポイントについて プレゼント応募ガイドライン